ナナのラリホ」最終話。
  <16日昼>  
 029さんのガラケーが鳴る。 
 ラリー中、029さんの携帯が鳴るときは、たいてい悪い知らせが多い。 
 チーム内に緊張が走ります・・・。
深刻そうな顔で誰かと電話を続ける029さん。
「とりあえず来れるところまで帰ってきて」と言って電話が終わる。
悪い予感は的中で、どうやら94号車がマシントラブルとの事。
  が、どうやら今回は走行は可能らしい!  
 その言葉に希望を感じながら、メカニック達はピットインにむけて準備をすすめます。
 ナナは今日のお昼ご飯パスタをゆでながら選手達の帰りを待ちます。 
 (パスタは、ちゃんと茹でれた!!半分に折ってから茹でて時短♪)
 12:55  予定通り79号車GRVitzがピットに戻ってきました。 
 
 
 残るSSは1本。 
 石川選手はバーストしたタイヤをおろして最後の1本に備えます。 
 
 
 (真剣で良い目をしていますね)
 幸い、79号車はSS中にバーストはしたもののマシン自体には大きな問題はなく 
 順調にサービスタイムを消化してピットアウト。 
 車両は保管場所へいきますが、次のスタートまでには時間があるので選手達は一時的に戻ってきます。
 一昨年、石川選手がJN4でシリーズチャンピオンを獲った時期は 
  ラリー中は、ほとんど食べないし水分も摂らないし、しゃべらないし・・・  だった石川昌平選手。 
 最近は、お昼ご飯もしっかり食べてくれるようになって嬉しいです♪
 そして、いつもラリー中はバナナしか食べない竹薮選手。 
 調子が良いのか、ラリー中にパスタを食べる  珍事!  
 ご飯係としては、用意したものを食べてくれることが一番嬉しいです!!
 そうこうしている間に、  94号車がなんとか帰還!! 
  ピットインするなり、周囲が深刻そうな顔をしています・・・。
そして聞こえてきた言葉が 「リタイア」 ・・・。
 朝に損傷させてしまったマフラーの部品が、別部品のタンクを突き刺し傷つけてしまっていたとの事。 
 残るSSはサービスパーク裏のSS1本のみ。 
 その1本を走りたい気持ちがすごく伝わってきましたが、チームの決断は「NO」。(理由は察してください・・・)
が、 我々には79号車がいることを忘れてはなりません!!
 残る最終SSはサービスパーク裏!ラストラリホだ!と思って張り切って観戦エリアへ応援に行きました! 
 
 
 (ギャラリーも続々と集まってきました)
 JN6のWRXやランサーなどの砂埃が舞い上がり、咳き込んで待つこと数10分・・・ 
 79号車、石川選手! 
 
 
 (「これがオートバックスの石川さんだぞ!」と心の中で思いながら、ARTAフラッグをめいっぱい振り応援しました)
 全てのSSが終わって、皆でFINISHエリアへと向います。 
 
 
 
 
 
 そして、いよいよ皆で迎えるフィニッシュ。 
  JN3クラス 石川昌平/竹薮英樹 堂々の3位!! 
  
 本当に選手もチームも色んなことがあって、大変だったけど  みんなでこの景色を見れたことが本当に嬉しかった!  
 途中からウルウルしっぱなしでした。 
 色々大変だったけど、北海道に来させてもらって、こんな素晴らしい体験をさせてもらえて、チームや会社には本当に感謝しています。
 
ARTAオートバックスラリーチームへの、たくさんのあたたかい応援ありがとうございました!
ラリー北海道2018 閉幕
【おまけ】
 
 
 (実は優しい、竹薮選手)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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